フォト
2023年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

« 2006年3月 | トップページ | 2006年5月 »

2006年4月29日 (土)

昭和車的改造計画(LSD編 補足)

みなさんこんにちは。
今日は行楽日和で、お出かけしている方も多いのでしょうね。

LSDについて先回アップいたしましたが、補足させていただきます。
装着時にはワコーズのデフオイルを使用したのですが、チャタリング音とデフの効きが少し荒い為に先ほどオイルの銘柄を換えてみました。
クスコLSDオイルの80W-90を使用してみました。
レース仲間から「チャター音も減って、非常に使いやすくなるよ」と情報をもらったので、早速の交換です。

結果は非常に効果ありです。
チャター音はほぼ皆無になり、また低速での効きもマイルドになりました。
かと言って効きが弱くなっているわけではなく、パワーを掛ければクスコらしいしっかりとしたロック感もあります。
これなら街中や車庫入れでもそんなに不快な思いをすることも無さそうです。
LSDのチャタリング音が不快だと思っている方、クスコのLSD用オイルを使ってみてください。
かなり改善される事、請け合いです。

かつてレース車のLSDの効きが落ちてきた時に、レッドラインのNSを入れて効きを強くしていた事があります。
確かにNSを入れると効きが強くなるので、重宝してました。
やっぱりLSDはオイル選択をよーく考えて使わないといけないんですね。
改めて勉強になりました。

 

♪よ~く考えよ~♪

     ♪オイルは大事だよ~♪

昭和車的改造計画

とうとうゴールデンウィークに突入しました。
こちらにお越し頂いている皆さんは、連休の予定はありますか?
私は61のワックス掛けと、長野のノスタルジックカーショーに行ければ行きたいと思っております。

 

今晩は「昭和車的改造計画」という事で語って行きたいと思います。
 

先日、駆動系の仕様変更について少しだけ触れました。
FRでまず駆動系を触ると言えば、そうですLSDです。
FRでアクセルターンも出来ないようでは、FFとかわらないですからね。
ここは何よりビシっと決めておきたいところです。
今回はそれだけではなく、ファイナルの変更も行いました。

GX系でLSDを入れるとすれば、やはりTRD製が定番でしょう。
私も当初はTRDを装着予定でしたが、今回はクスコ製をチョイスしました。
レース車でTRDのLSDを使用してましたが、どうも使用に対して性能低下が早くてあまり良い印象が無かったんです。
また7.5インチ用はマイルドなセットになっているようで、最初からマイルドという事は使って効きが落ちて来たらと思うと少し考えてしまいました。
最初からイニシャルを上げて組む人もいるようですが、高イニシャルはあまり好きではないのでそれも却下です。
まぁドリフト目的で組む訳ではないので、普通に効いてくれれば私は満足です。

装着したLSDはクスコ製アルテッツァ用のRSタイプです。
アルテッツァも7.5インチですので、問題なく組めます。
サイドベアリングはTRDのGX71にて指定されているトヨタ純正部品を使用すれば、問題なしです。
私のLSDは15000キロ使用した中古品です。
ところがところが、これがバリ効きなんです。
いやぁ、予定外でした
こいつは少々効き過ぎの感がありますね~。
私はもう少し甘めの方が好みなんですけど、まさかココまで効いてくれるとは。
正直大人気ないほど効いてます。
クスコRSタイプLSDはRSスプリングを使用した低イニシャルタイプで、スムーズで耐久性抜群、レスポンスもかなり良いという事らしいです。
私が使用した感じは「とても低イニシャルタイプとは思えないほど効いてる」という事です。
多分、Sタイヤを履いてサーキットのミューの高い所で丁度良い感じです。
確かにLSDのレスポンスはかなり良いと思います。
ロックもかなり効きますので、アクセルターン位は余裕です。
先ほど軽くやってみましたが、円を書くのも思いのままです。
ドリフトやノンスリでLSDの効きに不満がある方は装着してみる価値はあると思いますよ。

またファイナルですが、GX61純正の4.1からGX71純正の4.3に変更しました。
これで5%ほど落とせますので、若干加速も改善できます。
先ほど3速中間加速テストしてみました。
1速や2速よりも3速でテストした方が効果がわかりやすいので3速でやってみました。
3000回転から7800回転まで全開にして見ましたが、7800回転までの到達時間も短縮でき、車速のノリも良い様です。
もっと加速を重視したい方や、GX71のMTツインカムにお乗りの方はセリカXX後期用の4.556を使用されると良いと思います。
NAは容易にパワーアップできない分、ギヤ比変更は効果大です。

 
今晩は「昭和車的改造計画」という事で語ってみました。
駆動系(クラッチ関係)やブレーキ系も予定してますので、今後アップしていきたいと思います。
気持ち良い、楽しい昭和車FRを作っていきたいと思います。

2006年4月26日 (水)

昭和車的日常ネタ

車がキーキーと変な音を立てているから見てくれと嫁さんに言われて、乗ってみたら確かに派手な金属音を立てていました。
嫁の車は、新車からまだ1回目の車検も受けていないと言うのにどうなってんだ!
どうもハブかブレーキ周り臭い・・・。
まぁ考えるよりバラした方が早いので、チャッチャとブレーキ周りをバラしてみました。
ハブはガタも無くスムーズに回ってます。
どうもブレーキローターとバックプレートの間に小石が挟まって音を出していたようで、ディスク裏面とバックプレートの同じ位置に、異物で付いたような真新しい傷跡がありました。
あぁ、原因が小石とはo(´д`)o
とりあえず大事に至らなかった事で良しとします。
でもどうせならハブが壊れて、メーカー補償で新品にしてもらえればもっと良かったかも・・・。

 
今晩は「昭和車的日常ネタ」という事で語って見たいと思います。

 
先日、仲間の車のシャコタン作業に向かう途中の出来事です。
前にも書いたとおり、私は花粉症なんです。
しかも当日、後輩が風邪をひいて調子が悪いらしい(*`∧´)
わざわざ手伝いに行って、風邪をもらうなんぞシャレにもならん!
体調管理も社会人としての責任です。
という事でドラッグ????に行ってマスクを買う事に。

 

お店に到着して真っ直ぐにマスクコーナーへ。

最近のマスクは性能も良くなって、非常にバリエーションに富んでいます。
どれにしようかなぁ~、別になんでも良いんだけどなぁ~・・・

 

ん?

 

Dsc00560

  

 

 

 

 

・・・・・!?

 

 

Dsc00562

  

 

 

 

 

 

 

エェッ!?(* □ )~~~~~~~~ ゚ ゚

 

 

即、お買い上げ~ですよ。
そらアンタ、この名前を見て買わない訳にはいかんでしょう。
よりによってイーグルマスクと来たもんだ。
これで私が、

 

完全にイカレている

°。゜(# ̄ ▽. ̄#) ボッケー°。

 

という事を改めて、証明してしまいました。
イカレついでに箱買いでもしてやろうか・・・・・。

 

実際、使用した感じも非常に気に入っています。
装着感も非常にフィットして良い感じですし、たしかに装着しているとくしゃみ一つ出ませんでした。
花粉を99.9%カットは伊達じゃ無い様です。

 

ヤラレタぜ!大正製薬!!

d(≧▽≦*)

 

間違いなく、商品が売られる限り使い続けることでしょう。
ちなみにベンツマスクはありませんでした。
あしからず。

2006年4月22日 (土)

昭和車のこだわり(其の二)

今週末は仲間内の車2台をシャコタンにする為にお手伝いです。
やっぱりシャコタンは男のロマンですからね~。
また私のGX61も仕様変更を予定していて、今週末は駆動系から掛かる予定です。
なんだかんだと忙しくなりそうです。

 

今晩は「昭和車のこだわり(其の二)」という事で語ってみたいと思います。

Dsc00508 真正面からの写真で、昭和車という事を主張しているパーツがあります。
そうです、フェンダーミラーです。
今や絶滅危惧部品の一つですね~。
この頃(昭和57年)は未だドアミラーは認可されておらず、フェンダーミラーが当たり前でした。
昭和58年(1983年)に規制緩和され、ディーラー車でも注文可能となりました。

今やフェンダーミラーは逆オプションとなり、設定が無い車もたくさんあります。
まぁフェンダーミラーが似合うのも、せいぜい昭和50年代の車で終わりでしょう。
GX81になると、フェンダーミラーが全然似合ってません。
似合わないと言うより、むしろ痛々しく見えてしまいます。
という事はこの頃の車の特権とも言える装備なのかもしれませんね。
 
 

私が信号待ちで止まっていて、隣に女の子の車が並んで来ると・・・
 

なにあれ?
なんかオジサン臭い車だね
(≧∇≦)

 
的な顔される時があります。
・・・( )`ε´( )

 
てやんでぃ!
小娘にゃオトコの粋ってもんが判らんだろーさ
┐(○`ε´○)┌

 
な~んてツッパッてみたりもします。
この時代を知らない人には、ただのオッサン車に見えるのかもしれませんね。
ドッコイ、それで良いんです。
私はそれを目指しているのですから。
限りなくノーマルの雰囲気を残しつつ、足周りとエンジンでキメルのが私のコンセプトです。
ある意味、そういう風に見られる事が成功の証なのかもしれません。
 

私、決してドアミラーが嫌いな訳ではないんですよ。
ビタローニのカリフォルニアなんかも定番ですが硬派な感じで好きですし、ジャガーミラーもオトナっぽくて好きです。
もしGX61ではなくSA22Cなんかに乗っていたら、間違いなくドアミラーにしているでしょう。
 

今晩はフェンダーミラーについて語ってみました。
アナタもフェンダーミラーで風を切って走ってみませんか?
ミラーに流れる景色もまた昭和です。

2006年4月18日 (火)

昭和車フェチ(其の二)

黄砂のせいでしょうか、外に止めてある仕事車が妙に砂埃を被ってます。
ついでに鳥の糞も食らってます。

・・・ムカッ( ̄∩ ̄#

いつも同じようなところに落とされてます。
絶対やつら、狙ってやがる・・・

 

今日は「昭和車フェチ(其の二)」と言う事で語ってみたいと思います。
 

私はいつも思っている事があります。
それは・・・
 

車も女もスマートさとクビレが大事!

 

もうすでにマニアな匂いがプンプンしてきましたか?
すでにこの辺になってくると病的な症状ですね。

「なんで昔の車の方が好きなんだろう?」と思ってよーく考えてみたんです。
そして私的に最近の車に欠けていると思う事も考えてみました。
最近の車って、窓の面積(縦巾)に対してボディの縦巾が広く、ドアモール下のクビレが少ないと気づいたんです。

Dsc00514 これは61のリヤフェンダーの写真です。
ドアモール下が非常にきつい角度で絞り込まれてます。
結果、ツラで履いたタイヤが効果的にボディより外に出て見えます。
これなんですよね~、私の求める形は!
やっぱりこのクビレっぷりがたまらんのです。
このクビレが最近の車には足らないと私は思うのです。
やっぱり車も女もクビレが大事じゃ・・・

しつこいって

ポカッ (._+ )☆\(-.-メ) ォィォィ

 

あとはスマートさです。
最近の車は居住性の確保の観点からなのか、衝突安全の観点からなのか、非常にボディ自体が分厚く感じます。
その点、昭和車や平成初期頃までの車は非常にスマートに感じます。

Dsc00483 窓の縦巾とドアの縦幅の比率を、最近の車と比べてみて下さい。
GX61に限らず、この頃の車の方が窓とドアの比率が1:1に近いです。
しかもサイドドアモールが大げさな位の物が付いているお陰で、更にボディのアクセントになって腰高感を抑えています。
逆に現行車はドアの比率が若干高いと感じます。
この微妙な比率が、スマートさに影響しているのではないかと私は思います。

訂正 女はスマートも良いけど、グラマーな女も良いなぁ・・・

 

エロ親父!
 
オラァ(p゚ロ゚)==p)`д)グハッ
 

 

最近の車、特にセダン系は非常に室内が広くなりました。
昭和車セダンと比べたら天と地ほどの差があります。
特に後席などは、比べるまでもありません。
多分、その代償がボディデザインに出ているのかもしれませんね。
それでも現行クラウンアスリートやマークXなど、一時からみたらずっとシャープなイメージで良い印象を受けます。
これからはもっとスマートで男前なセダンが出てきてくれる事、切に願ってます。

って、なんだかんだ言っても

カクカク昭和車最高!!

なんですけどね。

 

注)完全に管理人の独断と偏見です m(_ _"m)ペコリ

2006年4月16日 (日)

昭和車的競争車

なんだかバタバタしていたらこんな時間になってしまいました。
やっぱり春は何かと忙しいですね。

 

今晩は「昭和車的競争車」ということで語ってみたいと思います。

Dsc00543 右の写真は、皆さんご存知AE86トレノです。
この車は私の仲間と共同所有のレースカーです。
とりあえずのホイールを履かせて置いてあると、あたかも廃車車両のようですねぇ・・・。
ところがどっこい!こいつは4AG改1800仕様のホットマシンです。
当然ヒーターすら無く、フル軽量化されていて戦闘力も高いです。

Dsc00545 見て下さい、この車内!
何もありませんね~、正にオトコのマシンですよ。
なんともヤル気にさせてくれます。
実際乗っていても非常に面白く、我を忘れてしまうほど楽しいマシンです。
私もココ1~2年サーキットはご無沙汰ですので、そろそろ走りも再開したいと思っております。

AE86は未だに走り屋君やドリフト君に人気の車種です。
全然珍しくもないのですが、実際乗ってみるとやはり昭和車の乗り味なんですね~。
ロードスターやシルビア/180SXなども運転した事はありますが、やはりAE86は独特な乗り味があります。
なにもかもがダイレクトな、最近の車には無いスパルタンさがあります。
今もなお支持される理由が、乗ってみればすぐにわかると思います。

私はAE86も大好きですが、個人的にはA63カリーナセダンやT140コロナセダンがドストライクです。
なにより4枚ドア好きなので、どうせならセダンでいきたいですね。
1番はGX61ですが、ドリフト用に4AGのT140コロナセダン後期が欲しいです。
こりゃ、宝くじでも当たらないと無理ですね。

 

そろそろ暖かくなってきて走りの季節到来です。
皆さんも昭和車でドライブからサーキットまで、ガンガン走って楽しみましょう!

2006年4月12日 (水)

昭和車的中古車事情

今日の新潟市の最高気温は23度超えていた様です。
なんなんでしょうか?
ついこの前まで天気予報に雪マーク出てましたが・・・。
この陽気で桜も咲き始めまして、そろそろ新潟も花見ですね~。
花見も良いですが、決して飲酒運転はやめましょう!!!

 

ココ連続でエンジンについて語って来ましたが、今日は方向をガラっと変えまして「昭和車的中古車事情」として語って見たいと思います。

ここ新潟は、雪が降るという土地柄のせいなのか昭和車(旧車)を扱うお店が非常に少ないです。
新潟市では殆どありません。
ゆえに昭和車を買おうと思っても、足で探すのは難しい地域だと思います。
首都圏では専門店なども存在して、非常にうらやましい限りです。

そんな新潟で、珍しい中古車を見つけました。

Dsc00538 右の写真をご覧下さい。
ニッサンブルーバード、810後期!
角4ライトに十字に仕切られたグリル。
オーバーライダー付き鉄バンパーにフェンダーミラー。
程よく落ちたシルバーボディにロンシャンがキラリ!
昭和ニッサン的ハンサムですね~、ストライクです。
これに乗られていたオーナーはなかなかのセンスの持ち主ではないでしょうか?

最近のニッサンはあまり好きにはなれませんが、この頃のニッサンのデザインは男っぽくて好きですね。
810はマイナーな型ではありますが、それがまたそそるんです。
やっぱりブルーバードはサメか810ですよ。
おっと!ジュリーの910も落とすとキマルんですよねー!
「ブルーバード、お前の時代だ byジュリー」ってな感じで当時は人気を博していました。

ここには他にも10ソアラ、セリカXX他数台ありました。
白のGX61クレスタも有り、スーパールーセント(1G-EU)ATでしたが、デジパネ装着車でした。
程度はそれなりでしたが、デジパネが付いていると言うだけで欲しくなってしまいました。

 

昭和車の相場はあってない様な物です。
特に80年代の車は、興味の無い中古車屋さんに置いてあると身震いするほど格安に出ている場合があります。
逆に昭和車好きなお店では、異常なほど高値の場合もありますね。

 

俺ぁ、10万も出す気ねーぜ!

( ̄‥ ̄)=3 フン

 

はたまた、

 
あこがれの昭和車、奮発しますよ!

ヾ(@~▽~@)ノ

 

って方も居られる事でしょう。
私ですか?
私はもちろん後者の方で間違いございません・・・

 

だって~、こだわりたかったんだもん!

仕方ないじゃんかぁ~!

(゚┏ε┓゚)ブゥー

 

お陰で私の通帳は非常にスリリングな低空飛行になっております。
まぁ、昭和車に乗る人も価値観それぞれですからそれも良しでしょう。
何より昭和車に乗って楽しんでいる!と言う事が重要ですからね。

 

昭和車を買おうか悩んでいるそこのア・ナ・タ。
そんな事で悩む位なら、買ってからどう改造るかで悩みましょう。

運命の赤い糸でつながれた車が、アナタを待ってますよ~。

2006年4月10日 (月)

昭和車じゃないけどハチマル車(其の二)

1G系エンジンを語って、今日で5回目ですね~。
もう飽きたよ!なんて方もいらっしゃるかと思いますが、もう少しお付き合い下さいませ。

 
前回は1G-GZについて語ってみたのですが、今日は1G-GZチューンを考えてみたいと思います。
チューニングについてですが、私の趣味が色濃く反映しますのであくまでもネタ程度に読んでくださいまし。

 
1G-GZをチューンするに当たって私の条件は「タコ足+カム流用」です。
何はともあれタコ足は絶対条件ですね~。
ところがNAとSCでは冷却水の取り回しが違っているのです。
 
Dsc00426_1
右の写真はGX61のエンジンルームです。
アッパーホースのエンジン側がデスビの前にあります。

 

Dsc00526_2

さらに1G-GZの写真を見て下さい。
本来デスビがある位置よりも後ろ側にあります。
 

 
しかも、そこから右側エンジンマウントに向かってエキマニを抱き込むように冷却水パイプが取り回されてます。
さらにエンジン後ろ側に向かっても純正エキマニの上をパイプが通っております。
これは確実に要加工ですね~。
タコ足を取り付ける際は確実に邪魔になるはずです。
まぁパイプの取り回しなんかは溶接と、場合によってはステンメッシュで対応すれば何とかなると思います。

 
カム流用ですが、初期1G-Gの純正240カムを流用してみたいです。
前回お話した通り、GZは高回転が回らないのでカム流用は非常に効果がありそうなので是非やってみたいです。
ここでまた一つ問題なのが点火方式の違いです。
写真で見ても判る通り、GZにはデスビがなくそこにはカムポジションセンサーが付きます。
GZ以外はデスビ方式ですが、GZは多分補機類の取り付けの関係でデスビのスペースが取れなかったと推測できます。
だとすると、カムギヤとデスビ側のピニオンが問題なく付くかという点です。
GZのエンジンを使用する訳ですから、カムポジはそのまま使う前提で考えます。
両方のカムのギヤ部分の歯数や造りが同じであれば問題なく使用できそうです。
目視で明らかに違うのはヘッドに対して差し込まれている角度がGEの方が斜めであると言う事です。
もし歯数が違う場合、カムポジのピニオンをカムポジ用からデスビ用に打ちかえるしかないです。
角度が違って上手く装着できない場合はワンオフでピニオンを作るしかないかも・・・。
いずれにしろ、この辺は現車合わせで比較するしかないですねぇ。

 

また、SCといえどもせっかくの過給機ですからブーストも上げたいですね~。
できれば1キロ~1.2キロ位まで。
当時クスコからブーストアッププーリーキットが出ていて、仕様を見てみるとクランクプーリーの直径を25ミリ拡大した物だったようです。
いまさら廃盤でしょうからこれはワンオフ製作ですね。
どうせ作るならジュラルミンで軽く仕上げて、フリクション低減も狙ってしまいましょう。

 
エンジン内部は78パイ鍛造ローコンプピストン2.2リッターでキマリでしょう。
鍛造ピストンであれば純正よりも丈夫なので、棚落ちの危険性も低減できると思います。
有名なエスコートさんでもワンオフでピストン製作をお願いできるようなので、ピストンは問題ないでしょう!

 
あとはインジェクターの噴射量がノーマルで足りているかどうかという事ですね。
足りなければ他車種流用で打ちかえれば問題ないでしょう。
7MGTあたりは大きそうなので、使えれば良いですね~。
ガソリン流量がNA用では足りないでしょうから、燃料ポンプはターボ車などの他車種流用しちゃいましょう。
CPUは今は良い物がたくさん出ているので、エアフロレス仕様でもなんでもいけると思いますからその辺はプロの方とどの程度まで狙うかで決めましょう。
駆動系はツインターボ用メタルを組んでやれば、この程度のチューニングなら十分対応できると思います。

 
2.2リッター+SCブーストアップ+NAカム、こりぁ相当面白そうです!
しかもGX81よりも軽いGX61のボディで、マニュアルとドッキングする訳ですから遅い訳が無い!
考えただけでワクワクしてしょうがないですね~。
ターボチューンは今や当たり前ですから、2.2+SCで下からドカンと加速して高回転も気持ち良いチューンなんてのも良いんじゃないでしょうか?
まぁそこら辺の車が昭和車だと思ってなめて掛かってきても、問題ないでしょう。
見た目カクカクの昭和車にHOTなエンジン。
しかもちょいと風変わりなチューニングで、タコ足+フルデュアルから出るエキゾーストはターボでは味わえない直6の共鳴音。
あー、本気(マジ)でやってみてー!!

 

こんな事考えてる私、

やっぱり変り者かもしれませんねぇ

(* ̄Oノ ̄*)ホーッホッホ!!

2006年4月 7日 (金)

昭和車じゃないけどハチマル車

ここ数回、昭和車のエンジンについて語ってきました。
今回は番外編として1G-GZを語ってみたいと思います。

Dsc00903_1 今回のネタ元の1G-GZ搭載車は、平成元年式GX81です。
GX81発売当初の最上級グレードで、AT専用でした。
後に7Mが追加されて、後期型で消滅した短命モデルです。
これは私の親父の愛車であり、新車ワンオーナー6万キロの個体です。
後期は2.5シリーズが数多く残ってますが、前期グランデGはあまり残っていないようです。
確かに普通に考えたら、新開発だった1Jの方が魅力的ですからね~。
バブル全盛の頃ですから、値段もかなり高かった記憶があります。

まずは1G-GZEのスペックを紹介します。
ボア×ストローク  75.0×75.0
圧縮比        8.0
最高出力(ネット) 170ps/6,000rpm
最大トルク      23.0kg‐m/3,600rpm
ハイオク燃料使用

1G-GZは最初にGS12系クラウンに搭載されて、160ps仕様でした。
GX81系、GS13系に搭載された物は170ps仕様になってます。

Dsc00525_2 エンジン写真です。
赤い文字でSUPERCHARGERが誇らしげです。
エンジンルームがやけに汚く見えますが、新車時に錆防止処理をした為に処理剤に埃が付着している為です。
さすがに過給機付きですので、エンジンルームが狭く感じるほど色々と収まってます。

Dsc00527_1 右の写真がSCコンプレッサーです。
エンジン向かって右下、オルタネーターの下にあります。
GX61のACコンプレッサーと同じ位置ですね。
エンジン写真のインテークの配管を追っかけていくと、大体の位置が判ると思います。

 
「インプレ」
1G-GZエンジン、私は非常に好きです。
どこが好きかって、何しろ良く走ります。
1G系の苦手な中・低速が嘘みたいに加速します。
ATのみの設定でしたが、非常にATとのマッチングが良いです。
浅くアクセルを入れている時は過給せず、ある程度踏み込むとクラッチして過給してくれます。
クランクからベルトを介して強制過給ですから、非常に過給レスポンスに優れています。
ブースト計を装着していないので最大ブースト圧は判りませんが、せいぜい0.5くらいのものでしょう。(4A-GZ前期型が0.5位でした)
GX81の1.5tにせまる車重をグイグイ引張って、その気になればメーター表示限界まであっさり出ちゃいます。
街中から高速、ドライブの登坂路、フル乗車でも問題なしです。
 

ダメな点も紹介しちゃいましょう。
SCお約束で高回転が渋いです。
レッドは6,500rpmですが、おいしい回転は5,500rpm位まででしょう。
クランクからベルトで動力を取っている為に、高回転ではフリクションロスになってしまう、SC特有のデメリットです。
また乗り手にもよりますが、燃費です。
私はあんまり燃費が悪いと思ったことは無いですが(街乗り8~9)、ブーストがすぐかかるのでガバガバ踏む人は燃費は悪いでしょうね。
あとは整備性です。
写真で判るとおり、非常にごちゃごちゃしてます。
まぁオートクルーズやら色々と余計な物が付いているせいもありますが・・・。
 

 
とまぁこんな感じでしょうか。
GX61から2世代後にもなるとさすがに改良されていて、非常に良く出来ております。
1Gシリーズの中では若干異彩を放っている1G-GZではありますが、なかなかの名機ではないでしょうか?
この前ガソリンスタンドで「いやぁ、綺麗なハチイチですね~!これだけ状態の良いハチイチは珍しいんじゃないっすか?」なんて話しかけてきたお兄ちゃんがいました。
GX81も綺麗な個体、減りましたからねぇ。
そんなハチイチのエンジンを狙っているワ・タ・シ。
ハチイチの運命やいかに!

次回は1G-GZベースでのチューニングを考えて見たいと思います。

2006年4月 5日 (水)

昭和車のエンジンを考える(其の三)

今回は「昭和車のエンジンを考える(其の三)」という事で語ってみたいと思います。
其の一、其の二と語ってきましたが、今回は1G-Gチューンについて語ってみたいと思います。

今や1G-Gエンジンは殆ど忘れ去られているエンジンです。
1G-FE Dsc00426は未だ現行車のラインナップに残ってます。
この後に及んで1Gベースで改造しようなどと思っている人も極少数だと思います。
ですが昭和GX乗りには大きな課題であり、載せ換えるか、1Gでいくかという大きな選択でもあると言えます。
其の三では1G-Gをベースに考えてみたいと思います。

1G-GEUに乗ってみて誰もがまず思う「中・高回転は良いけど、トルクが無い」と言う事。
車体1.3tクラスに2000CCですから仕方ないのかもしれませんが、人間と言うのは欲が深い生き物です。
なんとか出来るものなら、なんとかしたい!
となると絶対的にトルクを稼ごうと思ったら、排気量アップは避けて通れません。
全盛時代は2Gキットなどでボア+ストロークアップで2400がお約束だったようですが、今は当然廃盤になってます。
カム交換もメニューとして入ってきます。
ノーマルで十分トルクフルなエンジンに対してハイカムは有効だと思うのですが、トルクが細いエンジンにハイカムのみ搭載した場合、中・高回転はかなり刺激的になると思いますが、信号待ちや渋滞の多いストリートではつらいかなと思います。
私も以前ノーマル排気量にハイカムを搭載した車に乗ってましたが、中低速のセッティングは非常に難しかった事を覚えております。

以上の事を踏まえて、私的メニューとしてはボアアップ+スポーツインジェクション仕様です。v(*'-^*)-☆
1G-G用ボアアップピストンは老舗「株式会社トモエ商会」さんでラインナップにあります。
NAならハイコンプ2200仕様に、ターボやSCならローコンプ2200+ハイブースト仕様でキマリでしょう。
これでノーマルよりはトルクは確実に稼げると思います。
オーバーホールも兼ねてボアアップと考えれば、まだ現実的の様な気がします。
2Gクランクが新品で出るなら2400仕様で間違いないと思うのですが、今更出ないでしょうし、中古は状態が怖くて手が出せません
NAならさらにスポーツインジェクション(6スロ)で仕上げれば、なかなか楽しいエンジンになるのではないでしょうか?
ターボなら下からパンチが出せるでしょうし、何よりタービンを交換しても2000よりは余裕を持って回せると思います。
SCならさらにトルクがノリノリでしょう!

ハイカムに関しては好みがかなり分かれると思います。
私ならせいぜい264位のストリートカムで十分だと思いますね~。
下から上までストレス無く回ること、これが課題ですね。
リミットは7800も回れば十分に思います。
プロの方曰く「ハイカムを入れて腰下ノーマルの場合、ノーマルの許容回転以上に回すと、極端に寿命に関わる」と言う事です。

NAの6スロですが、一つ問題があるんです。
それが「インマニ」なんです。
当然社外品であるわけも無く、流用もしくはワンオフと言う事になります。
ワンオフと言う事になれば10万以上は覚悟しないとダメかもしれませんね。
多連スロットルに関しては、流用で考えれば良いと思います。
やっぱり4AG用が流用しやすいのかな?

以外では重量合わせやポート研磨、インマニ、エキマニの段修正、燃焼室加工その他多岐に渡ります。
とことんやるとなると、相当な手間とお金は覚悟しなければならないでしょう。
でもこういった部分は、非常に重要なのでやれるならやった方が間違いなく良いと思います。

 

「あとがき」
皆さまはどう思われましたか?
NAの場合、ここまでやっても数字的には大したパワーは出ないでしょう。
でも面白い、気持ち良いエンジンにはなると思います。
それより1Gチューンの場合、予算的に相当な金額になると思います。
レースでお世話になっているプロの方と話をしたのですか、多分1Jターボ載せ換えの方が安上がりの様な気がします。
こだわりの1Gでいくか!それとも載せ換えでドカンといくか!難しい選択です。
次回は1G-GZネタを少々語ってみたいと思います。

2006年4月 3日 (月)

私的コラム 懐かし昭和回想録

今晩は昭和車をすこし離れて、昭和というテーマで語ってみたいと思います。
本来ならば「昭和車のエンジンを考える(其の三)」というテーマなのですが、それは次回にさせて頂きます。
 

 
皆さんは芸文社NostalgicHero5月号増刊「ハチマルヒーロー」は買われましたか?
もし購入していない方は本屋さんへ今すぐGO!
ε=ε=ε=(ノ^∇^)ノ
今回のVol.2には、粋で格好良いGX乗りの方たちがカラーで特集されていますので必見です。
ネットでお世話になっておりますPetapetaのイガラシさまFreedomStyleのTaniguchiさま宮城県の61クレスタ乗り佐藤@G.O.CさまギャラリーLの古山さま、他お友達の方々もたくさん出ております。
保存版に1冊いかがですか?
 

そこでハチマルヒーローにちなんで80年代を語ってみようと思います。
1980年代は激動の10年で、昭和という歴史が幕を閉じる年代でもあります。
そこで懐かしネタとしてテレビドラマを振り返ってみたいと思います。
DVD全盛の昨今、懐かしいテレビドラマもたくさんDVDになっていてびっくりしました。
ハチマルヒーローのP98~P99をご参照下さい。

「探偵物語」
私の敬愛する松田優作演じる工藤俊作が最高に格好良いドラマです。
おしゃれでシャープで渋く、でもお茶目で義理堅く、街の仲間を大切にする粋な男、工藤俊作。
松田優作流のダンディズムを目一杯堪能できる名作です。
若かりし水谷豊や岩城晃一もスポット出演しています。
街を走る車たちや劇中車(マツダ)も必見ですよ~。

「熱中時代」
水谷豊の名作ですね~。
(教師編)(刑事編)(教師編2)とありますが、当時本当に良く見ました。
子供ながらに水谷豊ファンでした。
水谷豊と言えば、「事件記者チャボ!」も忘れちゃいけません。
黄色いワーゲンにおかしな髪型。
あー、DVD欲しい!

「3年B組金八先生」
これは言わずと知れた名作ですね。
1980年頃と言えば校内暴力全盛の頃で、タブーとされた題材をドラマにした話題作です。
たのきんトリオ(古!)の若かりし姿も必見です。
金八先生と来たら、やっぱり「2年B組仙八先生」も外せませんね。
さとう宗幸さん主演で、このシリーズにはシブガキ隊が出ていました。
「3年B組貫八先生」もあったのですが、なぜかこのシリーズの記憶が私無いんです。
見たような、見ないような・・・。

「ザ・ハングマン」
懐かしいでしょ~、ハングマンですよ!
シリーズがかなり多く、私は「新ハングマン」「ザ・ハングマン4」あたりの記憶が強いです。
刑事ドラマの様な逮捕劇ではなく、必殺仕事人のような抹殺するようなストーリーだったと思います。
抹殺と言っても殺すわけではなく、悪事を世間に暴露し社会的に抹殺するというスタイルで、最後に悪人同士がののしりあうという恒例のお約束場面が面白いです。
劇中車もトヨタを使っていた記憶があって、10ソアラやセリカXXなど使っていた様な・・・(未確認)。
劇中の名高達郎が、ナイトライダーのデビットハッセルホフとダブるのは私だけでしょうか?

この他にもたくさん名作ドラマがありましたね~。
太陽にほえろ!、大都会、西部警察、色々ありますが、語りきれないので割愛させて頂きます。

 
ドラマ以外で非常に記憶に残っているのが「ウィークエンダー」です。
土曜日の夜10時放送で、新聞記事をネタにした番組でした。
テーマ曲は皆さん必ず1度は聴いたことあると思います。
たしかネタも結構エグイものが多く、子供ながらに「オトナの番組」として強烈な記憶が残ってます。
レポーターも凄い方たちが多くて、特に桂朝丸(ざこば)師匠とすどうかずみさんが印象に残ってます。

「独占!女の60分」なんてのもありましたね。
土曜日、学校から帰ってきたちょうどお昼の時間帯にやってました。
皆さん、覚えてますか?

映画で言うなら「トラック野郎」が大好きでした。
今でも時々レンタルして見ますが、菅原文太さんや愛川欣也さん、田中邦衛さんがめちゃくちゃ良い味出してます。
荷抜き当たり前!風呂と言えばトルコ!義理の為なら一番星号が壊れても全開!
まさに男!男!昭和の男!って感じです。
主題歌「一番星ブルース」最高っ!

 

今晩は「懐かし昭和回想録」として語ってみました。
ちょっと時間の空いた時にでも懐かしい映画やドラマを観てはいかがですか?
昭和の空気を存分に味わえて、かなりハマリますよ!

« 2006年3月 | トップページ | 2006年5月 »