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2006年9月24日 (日)

昭和車2輪遊戯計画(ポート死闘編)

今日は天気が良かったのでGX61に乗ってバイクの部品屋まわりをしたのですが、欲しかった部品が全滅。
キャブレターのジェット類なのですが、希望の物が全て売り切れてました。
こりゃ参った・・・(T▽T;)
せっかく行ったのに、部品が無けりゃ意味が無い。
まぁ、そんなツイて無い日もあるさね。

 
 
今日は「昭和車2輪遊戯計画(ポート死闘編)」と言う事で語ってみたいと思います。

 
前回まではバラシまでをレポートしました。
OHと加工はこれからが本番です。
ヘッドの加工は失敗しちゃうと取り返しがつかない事があるので、慎重に進めていきたいと思います。

 
ヘッドは全バラになりましたので、先回ご紹介したメタルクリーンαで頑固なカーボンを落とします。
熱湯をバケツに入れて溶剤を溶かします。
水よりもお湯でやったほうが効果が高いと言う事です。
人によっては鍋でお湯を沸かして、それでヘッドをメタルクリーンで煮込む人もいるようです。
そして↓が漬け込み3時間後のヘッドです。
Dsc00835  

 

 

 

 

 

 

 

お見事!(b^ー゚)!!(゚∇^d)~~ ベリーベリーグッド
なんとも綺麗になりましたね~。
ヘタに根性いれて削るより、簡単に綺麗になります。
無理なヤル気より、高性能なケミカルに頼りましょう。
でもね~、さすがにバルブの焼きついたカーボンにはびくともしませんでした。
予想はしてましたが、やっぱりなぁって感じです。

 
そんなタチの悪いカーボンはボール盤攻撃で撃退しちゃいます。
Dsc00831  

 

 

 

 

 

 

 

ピンボケ全開ですみません m(。≧Д≦。)mスマーン!!
ボール盤でビンビン回して、棒ヤスリやらリューターやら布ヤスリやらで磨いていきます。
ついでにバルブのカサの部分と首の部分を少し削ります。
簡単に言うと、バルブのカサの少し上のシャフト部分を細く削ることで、ポート内を流れる空気をより抵抗無く吸わせてやろうという狙いです。
あと少しでもバルブが軽くなることで、バルブの追従性を良くしてやる事もできます。
動弁系は軽いに越した事ないですからね。

 
そして磨いた後の画像はコレ
Dsc00839  

 

 

 

 

 

 

 

首の部分は約0.5~0.7ミリ位細くしてみました。
今回は第一ステップと言う事で、あまり細くはしませんでした。
キャブレターを20パイからもっと大きいモノに変えた時に、改めてヘッドを加工し直そうと思っているので、今回はこの位で様子を見たいと思います。
何?鏡面じゃ無いって??
私は鏡面フェチじゃないので、素手で触ってツルツルならそれでOKです。
見た目は全く気にしておりません。
それでも肌はかなりツルツルになりました。
性能に期待!!

 
お次は本題のポートです。
Dsc00837  

 

 

 

 

 

 

 

見て解りますか?
この段差は絶対許せませんね~。
ビックキャブレターなので、インマニ径が22パイです。
しかし6Vノーマルヘッドは約18パイ。
この段差が抵抗になって高回転が回りにくくなっている事は明白。
その分高回転でガソリンを濃く出来ず、パワーの伸びを邪魔してます。
四の五の言わず、削ってヤッツケちゃいましょう!

 
 
ギュイーーン!ゴリゴリゴリ!!チュワワーン!!!
 

 
削る事2時間。
Dsc00840  

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、腰が痛ぇ (≧ヘ≦)

とりあえず、大体削り落とす事が出来ました。
ポート内も拡大加工して、より多く混合気が吸える様にしました。
入り口からバルブガイド回りを主に削ります。
かといって削りすぎは禁物ですので、ソコソコでやめておきます。
チューニングは使うパーツに見合った程度の改造を心掛けましょう。
「過ぎたるは及ばざるが如し」まさにこの言葉が当てはまるので、欲張り過ぎないよう気をつけましょう。
ちなみに排気側は段差修正くらいでやめましょう。
ちょっとでも広げすぎると、トルクがなくなっちゃいます。
この点は要注意ですよ~!!!

 
写真は撮っておりませんが、ロッカーアームも無駄と思える部分を削り、軽量加工しました。
加工する分にはお金かかりませんからね、根気良くやります。
ほんの数グラムでしょうが、やったほうが+になる事は間違いないでしょう!!

 
あとはバルブをきっちり擦り合わせておきます。
この擦り合わせは、かなり重要です。
ヘッド側のバルブ当たり面は結構虫食いみたいになっている事があるのでキッチリと、でもやり過ぎないように仕上げます。
バルブの密閉性が上がればより圧縮があがるので、エンジンにパンチが出ます。

 
あとはいつもどおりチャッチャ組み上げて完成です。
今回はキタコの強化バルブスプリングを組み込みました。
今後、高回転仕様のカムもテストしてみたいと思っていますのでついでにやっときました。
ノーマルじゃサージングしてバルブクラッシュの危険がありますからね~。

 

「インプレ」
全域でスムーズさとトルク感が出ました(^▽^)
明らかに高回転までの吹け上がりが鋭く、パンチもあります。
メインジェットも2番上げて丁度良いくらいです。
それだけ高回転で吸気効率が上がっているのでしょう。
頭打ちしていた回転の底上げが出来て、明らかに加速力が増してます。
最高速も5㌔アップ(95㌔)する事ができました。
今は低中速仕様のカムなので、次はもう少し高回転を回せるカムにしたらかなり良さそうです。
次はハイカムを高回転型に交換してみたいと思います。

 

 
確実に進化してきた愛犬ダックス君。
出来るだけお金を掛けず、どこまでいけるかやってみたいと思います。
マタネッ(*^-゚)/~Bye♪

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