昭和車的日常ネタ(冬の読書編)
寒さ厳しい今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
ココ新潟市は先週の大寒波で数年ぶりの積雪80センチ越えを記録しました。
いやぁ~勘弁して欲しいですね~。
雪なんて要らないよ~。
その後は気温上昇と雨であっという間に雪は少なくなりましたが、また今週寒波が来るらしい。
やめて~、もうやめて~!
雪の降らない土地に、本当に引っ越したい管理人です。
そんな昭和車オフシーズンなので(昭和車的日常ネタ「冬の読書編」)という事で語ってみたいと思います。
昭和車オフシーズンの最近の私のブームは「断捨離」。
元来、貧乏性で物持ちの良い管理人なので、車の部品やら車の書物やらで溢れかえってます。
子供の物も増えてきたし、さすがにコレではイカンという事で最近は断捨離に励んでおります。
不用品を売ったり、廃棄したりと、休みなしで頑張っております。
そんな中で、特にたくさんあったのが雑誌。
CARBOY、OP、OP2、オートメカニック、オートワークス(現Gワークス)、ヤングバージョン、オートパーツ、ジェイズティーポ、ホリデーオート、他色々。
まぁ、良くもこんなに買ったなと思うほどたくさん有りましたね。
さらに新車カタログまで山になってるんだから、これは断捨離してかなくちゃいけません。
そんな断捨離中に見つけた、ちょっと見所のある雑誌がコレ。
ホリデーオートにオートパーツ、モーターファンのTECHvol1。
懐かしいですね~。
自動車雑誌全盛時代です。
まずはこの中からホリデーオートの名機名車伝説から読んでいきましょう。
平成7年8月26日発行。
国産車も百花繚乱の全盛期を迎えて、チューニング業界も物凄い勢いで成長していった頃。
国産もすでに280馬力が当たり前の時代でしたし、バブル崩壊で日本の経済が深刻な状況を迎えているのも関わらず、自動車、チューニング業界は活況を呈していました。
とくにGT-Rチューンの黄金期でしたね。
ちなみに平成7年は阪神・淡路大震災がおきた年でもあります。
最強のM。
スープラターボAですね~。
これは本当に憧れたな~。
当時のグループAのホロモゲで登場したスペシャルモデル。
下に書かれたGTS-Rと同じ生い立ちですね。
230馬力(ハイオク仕様240馬力)をメーカーチューンで270馬力に強化。
まだ国産車が280馬力時代を迎える一歩手前でしたから、この270馬力は強烈なインパクトでしたね~。
そして真っ黒なこの見た目。
とにかく只者ではないオーラを漂わせた70スープラは、本当にカッコ良かった。
グループAではこの重量が災いしたのと、後のR32GT-Rの登場で大活躍ができなかったのが残念。
でもミノルタスープラ大好きだったな~。
ツインカムの革命児1G-G。
この当時はすでにJZX90系になってましたので、1G-Gなんて過去の遺物扱いでしたね。
でもジュエルパールのセダンが誌面を飾るという珍しさは、GX61好きにはタマランです。
ゼロヨン19秒16、最高速176.90km/h(4AT)とあります。
遅いですね~(笑。
いや、でも実際はこんなもんでしたよ。
ベビーギャングな軽ターボに普通にチギられるレベルでしたから。
文面を一部抜粋
デビュー当初は「ツインカム24バルブのハイソカー!」と畏敬の念を持って迎えられたものだか、やがてATとの組み合わせではさしものツインカム24バルブもSOHCと大差ないことに多くのユーザーが気づく。
実際に「ATじゃSOHCと変らない」というのはウソじゃなくて、初期型マークⅡグランデATのテストデータを見てみると、マキシマムこそ180㌔近くに達しているものの0-400を走りきるには19秒以上かかっている。
確かに、1G-Gの5000rpm以上での伸びはセクシーではあるが、ATと組み合わせてしまうとこのエンジンの本当に”美味しい”部分は殆ど味わえずに終ってしまうのだ。
AT自体はECT-Sと呼ばれるトヨタでも最も進んだものなのだが、いかんせん高回転高出力型の特性と1.3トンになろうという車重はどうしようもない。
その華麗なスペックとは裏腹に、動力性能はほとんどファミリーカーレベルだったのだ。
GX61、1G-Gの当時を知らない方には初耳かもしれませんが、こんな感じでしたね。
この文面はまだ優しい方かな(笑。
我が家のGX61もATでしたが、あのECT-Sのパターンスイッチが好きでしたね。
PWRモードにしてベタ踏みすると一気に吹け上がり、全点灯するデジパネに感動したもんです。
高速巡航もなめらかだったし、追い越し加速もそれなりに良かったし、管理人少年は魅せられちゃったんですね~。
平成7年当時は本当にGX61はゴミ扱いな時代。
平成30年の今じゃ、稀少車扱いになりましたとさ。
先進のVG。
でました、日産VGエンジン。
日本初V6エンジンで、VG30ETは当時脅威の230馬力を誇りました。
FJ20ETとVG30ETは、国産車ハイパワーのフラッグシップでしたね~。
昭和50年代中頃に起きた、ツインカムVSターボ論争。
結局は各メーカーがツインカムターボに行き着くわけですが、VGはターボの凄さを世に知らしめた名機ですね。
またフェアレディZ300ZXがカッコ良かった。
先代の130のアメリカンな雰囲気から、エッジの効いた80年代らしいスタイルに進化。
よろしくメカドックで好きになったなんて人も多いかもしれませんね。
また日産らしくセドグロにVG30を搭載。
実はVG30はセドグロが初搭載だったんですね~。
3ナンバーバンパーのついたY30もカッコ良かったですよ。
内装もきらびやかで豪華絢爛。
VIPと言うグレードもY30から。
まさにバブルの時代を駆け上っていく日本の象徴に感じましたね。
高級セダンは紳士の乗るもの。
そんな時代でした。
特筆すべきはZ31のマイナーチェンジでの変わりよう。
ソウルシンクロマシーンなんてCMのキャッチコピーも斬新でした。
このマイナーチェンジはかなりコスト掛けたんじゃないでしょうか?
VGもツインカムヘッドに進化。
あえてターボを脱ぎ捨てて、ハイテクツインカムで勝負したんですね~。
速さはターボに軍配は上がるものの、このVGNAは日産の気骨を感じましたね。
この300ZRは今だからこそ運転してみたい、稀少な1台です。
FJの瞬発力。
1G-GのライバルFJです。
ニューマンスカイライン、シルビア、ガゼールに搭載されました。
デビュー当初はNAで後にターボ化。
さらにインタークーラー仕様に進化して、国産2リッター最強を誇りました。
「史上最強のスカイライン」のキャッチコピーは今でも語り継がれてますね。
1G-Gのライバルなんて書きましたが、本当のところはFJの方が速かったのでライバルと言えるのは性能ではなく商業的な部分だけですね(笑。
FJの特徴でもあるこの赤の結晶塗装が、まさにレーシングイメージでしたね~。
L20ETからこのFJ20ETだったので、なんか凄く硬派な印象でした。
今でも根強い人気のR30ですが、鉄火面の愛称でも親しまれましたね。
個人的には初期のグリルの方が好みでした。
そうそう、ボディサイドにでっかく貼られた、RS TURBOのデカールの威圧感は凄かったぁ。
信号で並んだ相手の戦意を喪失させるに十分足るものでしたよ。
脈々と続くスカイラインのレーシング魂の入った、歴史的な1台でした。
当時、R30の赤黒ターボに憧れなかった少年はいなかったでしょう。
さすがに23年前の雑誌となると、ネタが豊富すぎて書ききれません。
私くらいの年代にはリアルな懐かしさ満載です。
タイヤなんかもグランプリM5やらGグリッドやら、履き倒した懐かしい銘柄ばかり。
今は無きチューニングショップもいっぱい出てます。
断捨離も悪くないな~。
今回は懐かしい雑誌の紹介でした。
23年の時間を読むのも楽しいもんですね~。
次回更新もお楽しみに~ マタネッ(*^-゚)/~
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