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2019年5月 4日 (土)

昭和車的改造計画(排気検証 脱定番編)

大連休も後半の今日、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今年も毎年恒例の黄金週間メンテナンス祭りをやりました。
年間走行距離の少ない相棒ではありますが、基本的に油脂類は毎年かならず交換してます。
クーラントだけ在庫を切らしていたので、あとで購入して交換作業したいとおもいます。
この連休も、メンテしっかりやって絶好調で駆け抜けましょう!

 

 

 

 

今日は「昭和車的改造計画(排気検証 脱定番編)」という事語ってみようと思います。

 

 

 

 

数回に分けてアップしてきた排気検証。
GX61にフジツボタコ足でメイン60パイはどうかという事を検証してきました。
私的な見解としては、旧車っぽい音(鳴き)や全体的な乗り味を求めている人はメイン50パイ。
音質よりも、特に高回転のパワーに拘る、もしくはハイカムやボアアップされている方は60パイをオススメしますね。
まぁ私的には6速も入っていて高回転を美味しく使える仕様になってますんでこのまま60パイでいこうと思ってます。

 

 

今までのメイン50パイは出口60パイデュアル出し、ハネ上げハス切りを使ってました。
遠い昔、フジミのGX61のプラモに着いていたマフラーパーツのハネ上げハス切りが大好きだったので(笑、デュアルなら絶対着けようと思ってたんですよ。
マニアックな方なら判ると思うんですけどね~、アレがカッコ良かったんです。
で、今回新調したマフラーは普通のストレート60パイデュアル出し。
まぁコレはコレでド定番な訳ですから、全然悪くない。
GX61セダンの時も普通にストレート使ってましたしね。
若干、タイコがぶら下がり感があるのが気になるけど、その辺はいくらでも加工できますし。

 

Gx61-006_1  

でココで管理人、新品タイコを持ち上げて思った。
「アレ、俺は本当にコレ着けたいのか?」
今や昭和車、旧車と言えば猫も杓子も、右見ても左みてもデュアル出し。
ん~、もう1度ハネ上げハス切りにするならともかく、今更普通のストレート使うのか???
あと昔からずっと思っていた事、「タイコ重過ぎ」。
しっかりと造られているし、タイコも大きいので消音効果も十分。
耐久性もあるし、この重さは意味のある重さという事は十分理解している。
でも何度も言うけど、車は軽いほど運動性能が上がる。
加速、減速、コーナリング、全てに軽さは効く。
私の車造りの根幹にあるテーマは「軽量化」。
かと言って軽量化パーツが皆無な昭和車は、簡単な軽量化が難しい。
地道に不要な物を下ろしてはいるものの、かつてのEP82の様な大胆な軽量化は難しい。
もともと走り重視で車造ってるのに、重いタイコぶら下げるってのもなんだか納得いかない。
せっかく買ったマフラーだけど、素直に着ける気にならないなぁ。

 

 

そんな時、かつてのEP82の事を思い出して見た。
はっとして、そして管理人「やっちゃうか!」。
マフラー自作を決めました。
今更定番じゃ面白くないし、やっぱりガンガン走る仕様の我が相棒には軽量競技用マフラーしかないでしょう。
デュアルは渋くて昭和車らしくて良いけど、カッ飛ぶイメージは無い。
っということで走り至上主義の当館の方針としてデュアル卒業。
この新品タイコは車検用にスタンバイしてもらいます。
メインパイプはそのままユナイトさんのものを使って、テールを自作しようと思います。

 

 

丁度我々が峠やサーキット走り回っていた頃は走り屋全盛期。
改造パーツも色々で、ガンガン走りこんでる奴はやっぱり競技用部品を多用していた。
マフラーも車検対応ではなく競技用、もしくはワンオフの直管が定番でした。
弥彦スカイラインの頂上までアクセルワーク聞こえるくらいの爆音が多かったな~(笑。
そんな頃、定番の競技用マフラーが5ZIGENの304ボーダー。
小振りなステンタイコがあるのみの競技用。
車検対応が溢れていた中、これが着いてると「おっ、コイツヤル気あるじゃん」って感じだったね。
当然、私も仲間も愛用していた(後にただの直管にしちゃうんだけどね)。
あの見た目、大好きだったな~。
当然、軽かったので軽量化にも役立っていた。
そうか、アレだ、俺が求めているのはアレなんだ。
今更ながら、気づいてしまった。
もうやるしかないッス。

 

 

早速部品集め。
たまたま運よく丁度良いボーダーサイレンサーみたいな未使用品を格安で手に入れる事が出来た。
ありふれた今風な砲弾型じゃあの雰囲気は出ないので、ニンマリ。
あとはパイプやフランジは簡単に手に入る。
あとは切った張ったするだけ。
今回は全部自作でいきます。
それで、完成したマフラーがコレ
Gx61-025_1  
ん~、コレだよコレ。
このシンプルさがイイネ~。
この日、半自動のワイヤーの出が調子悪く、溶接が上手く出来なかった。
後日、溶接機も治ったので溶接しなおしました。
Gx61-027  
懐かしのラッパ。
いやぁ~男40(とっくに過ぎてるけど)、ボーダーアゲインですよ(笑。
昭和車好き、旧車好きから言わせれば邪道でダサイのかも知れませんが、俺にはコレッスね~。
この男臭さがタマランです。
競技用って響きに昂る、走り屋魂をお持ちの方なら判ってもらえると思うんだけどな~。
このテールみて、久しぶりにニヤニヤしちゃった。
GX61でボーダーテールはまず見ないので、それもまた当館らしくてヨシです。

 

Gx61-002_1  
出ヅラはあまり出し過ぎないように気をつけました。
こういうのは少し潜っているほうが、競技用っぽい雰囲気でるんです。
出しすぎるととたんにダサくなっちゃう。
この辺は拘りかな。
Gx61-004_2
出口高さはマフラーをどこかに打って動いてもボディにダメージがいかないギリギリ上げで造りました。
メインとリヤサスメンバーの隙間は5ミリないくらいでギリギリ。
最低地上高の確保も完璧。
あとこういうマフラーは真っ直ぐ出す。
ナナメにしちゃうと小僧感が出ちゃうのでご法度。
やはり男直球勝負です。

 

 

ちなみにこの昭和車イイネ特製、漢マフラーの重量は5キロちょうど。
ユナイトさんのマフラーで9キロ強。
なんとテールピースのみで4キロ強も軽量化できました。
いやぁ~、持ってみると軽くてニヤケっぱなし。
この軽さは最高だな~。
さすがボーダー仕様。
軽さこそ命です。

 

 

音ですが、もう昭和車とか旧車の音じゃない。
昔、間瀬サーキットのパドックでよく聞いたNAの音ですわ。
ストレートで管の音。
吹かして鳴くとかいう感じじゃなくて、もう吠える、怒鳴る感じ。
排気音の圧が強烈です。
良く空タイコとかタイコレスにして爆音にする人がいるけど、そういう音とは全然違います。
カラカラ、バリバリではなく、ガォ~です(笑。
いやぁ懐かしいなぁ~この感じ。
当時、良く乗ってた4気筒からみると、確かに6気筒らしい共鳴音はするけど、こりゃ完全にレース管だわ。
一言で言えば爆音です。
あと全開にしたフィーリングですが、良く回りますよ。
ユナイトさんのテールは一度タイコの上側までパイプを持ち上げて入り、タイコの中のパンチングが下にナナメに下りてきてデュアルテールに出てくる構造。
パンチングの長さをとって消音を高めているんでしょう。
この漢マフラーは最短距離で製作。
もうさえぎる物は何もねぇ~って感じッス。
普段は長めインナーサイレンサーを入れてるのでかなり静かになります。
インナーサイレンサー入れると、ユナイトさんのタイコのままよりも静か。
夜の車庫入れもバッチリ。
でも外したとたんにレース管に早変わり。
コレッスわ~やっぱり。
なんかしっくりくる。
やっと本当に欲しいマフラーが着けれた気がします。
アクセルオフ、シフトダウンして、パンパン言ってるこの感じ。
まさに管理人の青春再来です。
テンション上がるわぁ。
走り屋魂を呼び覚ます、特製マフラー完成です。

 

 

 

 

 

今回で排気検証、本当の最終回となります。
いやぁ~、今回は排気周りを大分拘りました。
年数も経って、リニューアルも兼ねてだったんですけど、大幅な変更となりました。
でも狙った性能、フィーリング、見た目で管理人も大満足の結果となりましたよ。
フジツボタコ足+純正触媒に合わせた位置出し加工から、マフラー自作まで何度も車の下に潜って大変でした。
でも苦労した分、納得いく仕上がりとなって本当に満足。
やっぱり拘りが形になっていくのは本当に楽しい。
これでこそ昭和車チューニングの醍醐味ですね~。
これからも拘って造っていきたいと思います。
次回もお楽しみに~。

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